この2~3日は某セーラー服の設計指示書を製作しています。
細かい部分の設計を数字を交えて指示、何度もやり取りを行いながら縫製部門と細部を詰めて行きます。
細かい部分の設計を数字を交えて指示、何度もやり取りを行いながら縫製部門と細部を詰めて行きます。
通常は大まかに希望だけを伝えて任せてしまうのですが、セーラー服に関してはどうにも中国製は形がおかしくなるために1cm単位でこちらから指導をしなければなりません。
中国製でなくても、シルエットがオカシイ衣装はありますけれども…
中国製でなくても、シルエットがオカシイ衣装はありますけれども…
カラーも何種類もあるサンプルから微妙な色の違いを考えながら選択して指示。
これはサンプルの端布と実際に製品になった際の色の見え方というのは同じではないので難しい。
また、使いたい生地で厚みや織り方などでぴったしのカラーが無い場合もあり、ここは機能よりも見た目を重視で色調を優先して選択します。
白とか黒、一般的な制服に使われるグレーや紺では大抵どの生地でもありますが、アニメカラーって赤や青で微妙な色合いのものが多いです。
これはサンプルの端布と実際に製品になった際の色の見え方というのは同じではないので難しい。
また、使いたい生地で厚みや織り方などでぴったしのカラーが無い場合もあり、ここは機能よりも見た目を重視で色調を優先して選択します。
白とか黒、一般的な制服に使われるグレーや紺では大抵どの生地でもありますが、アニメカラーって赤や青で微妙な色合いのものが多いです。
これら全て、特にカラーの対比などは仕上がって来なければ正否は解らず、逆にばっちりとキマッタ時には満塁から逆転打を打ったような心境でガッツポーズすら出てしまいます。
来週には試作が上がってくるので、不満があればそこで寸法や生地を変えて再試作をするか、そのまま量産に入るかを決めます。
試作の回数が増えますとコストが上がっていくので、できれば一発でキメたいものであります。
このあたりは経験が左右するところでもあり、過去に製作した衣装の特徴を部分的に引き継いだりして、そのキャラクターの再現性を高めていきます。
問題は、このノウハウが中国の生産業者に流れてしまうこと。
ある意味キャラクターを見せるためのコスプレ用衣装製作のためのキーでもあり、このポイントの部分が他のショップの衣装に取り込まれることが非常に怖いのであります。
問題は、このノウハウが中国の生産業者に流れてしまうこと。
ある意味キャラクターを見せるためのコスプレ用衣装製作のためのキーでもあり、このポイントの部分が他のショップの衣装に取り込まれることが非常に怖いのであります。
市場に出ている衣装を見ていると、おそらく同じ工場製だろうなと思われるものもチラホラと散見できます。
そういった意味でも、細部の再現性を上げて独自性を出していかないとユーザーは選んではくれませんから、常に「改善」をしていかなければならないわけです。
これで、こちらが指導した内容をスルーで使われてしまうと独自性もクソも無くなってしまいます。
残るは価格競争に陥るしかないのですが、開発にコストと手間をかける方がこれは不利となります。
そういった意味でも、細部の再現性を上げて独自性を出していかないとユーザーは選んではくれませんから、常に「改善」をしていかなければならないわけです。
これで、こちらが指導した内容をスルーで使われてしまうと独自性もクソも無くなってしまいます。
残るは価格競争に陥るしかないのですが、開発にコストと手間をかける方がこれは不利となります。
コスプレ衣装というのは「これが絶対」というものはないため、ユーザーによってはそのシルエットを好まない場合もあるわけですから、いろんなタイプがあって初めてユーザーの選択肢が広がるわけです。
公式でも「それ、おかしいんじゃないの?」というシルエットの衣装はありますから、
"合わせ"でない限り、他人と同じじゃつまらないでしょう。
公式でも「それ、おかしいんじゃないの?」というシルエットの衣装はありますから、
"合わせ"でない限り、他人と同じじゃつまらないでしょう。
そんな理由もあって、生産を分散するための別の工場を探しています。