アニメ・漫画

さんかれあ BD第3巻

『さんかれあ』のBD第3巻が届きました。

学生服系のコスプレは、特殊なものを除いてヒットしません。
制作側も、コスプレを狙って作品を作っているわけでも無いでしょうけれども…

ただし、コスプレでヒットさせることができれば原作も脚光を浴びて、アニメ・漫画放映後も人気が長期に渡って持続するという流れがあります。
コスプレ人気は一過性では無く、口コミで徐々に周囲へ波紋が広がるように伝播していくのが特徴ですから。
ですから、続編や外伝を製作しやすくなると思うのですよね。

で、学生服系のコスプレがヒットしにくい理由とは、、、
あまりにも"普通"だから。

日常の延長にあるコスプレよりも、完全に"変身"してしまう衣装の方が人気が出る傾向にあります。
ですから、こういった「さんかれあ」とか「氷菓」あたりの制服コスプレは人気とはならない。
つまりはビジネスとして大量生産するには向かない、ということになるわけです。

過去には学生服のコスプレでヒットが無いわけでもありません。
「涼宮ハルヒ」や「けいおん!」はヒットしています。
これらは、4~5人で"合わせ"をしてまとまることが出来ること、それぞれのキャラクターに強烈な個性があることが条件となっており、そこが他の学園アニメ・漫画/マンガと違うところ。
"普通の制服"でも、十分にキャラクターを発揮できるのですね。

「さんかれあ」がコスプレでヒットするには、ちょっと惜しい。
「散華礼弥」「左王子蘭子」「来宮・ダリン・アーシェント」「降谷萌路」で個性のあるキャラクター4人という条件は満たします。

ですがアニメ・漫画ではまだダリンが登場していないため、3人しか認知されていません。
それに、学園での描写が少ないために制服姿があまり無いのが惜しいとする点。

あとはストーリーに絡む男子が主人公の「降谷千紘」以外にいないことが、腐女子ウケしないこと。
例えば、ダリンにお兄さんがいてイケメンだとか、爺ちゃんの「降谷茹五郎」が大昔はイケメンだったとかの描写があれば…

なんて、考えるのでありました。

「さんかれあ」って、お母さんの外伝とかって描けそうだよね。

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