2/14からYoutube 角川チャンネルで、
「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」
「にょろ~んちゅるやさん」
「にょろ~んちゅるやさん」
のネット配信が始まっておりますが、第2期の放映にも気を持たせているハルヒ。
今日は、その北高衣装の国産化の経緯。
今日は、その北高衣装の国産化の経緯。
3年前にショップを立ち上げた当初から、市場に出回っている北高衣装には不満を持っており、気に入った物が無かったために、自分で完璧に満足できるものを製作しようと考えておりました。
ただ、当時から中国で試作をさせたものはどれも満足のできる物ではなく、この3年間ずっと取り扱いを控えていたのです。
どうして、あーなるカナ、、、と。
ただ、当時から中国で試作をさせたものはどれも満足のできる物ではなく、この3年間ずっと取り扱いを控えていたのです。
どうして、あーなるカナ、、、と。
コスプレというのは、それぞれの人がそれぞれのイメージを持っていますので、「コレ」が正解というものはありません。
このため、例え「公式」であっても、それが正解では無いのです。
「公式」というのは、原作者や版権を所有する会社が「認めた」だけであって、それがユーザーのイメージと合致するかと言うと、そうではない場合もあります。
ただし安定した品質が約束されていることと、一番原作のイメージに「近い」ということは言えます。
どの公式衣装とは言いませんが、それは違うだろう…と、いうのはあります。
このため、例え「公式」であっても、それが正解では無いのです。
「公式」というのは、原作者や版権を所有する会社が「認めた」だけであって、それがユーザーのイメージと合致するかと言うと、そうではない場合もあります。
ただし安定した品質が約束されていることと、一番原作のイメージに「近い」ということは言えます。
どの公式衣装とは言いませんが、それは違うだろう…と、いうのはあります。
まぁ、原作者がコスプレ衣装にクドクドと注文を出すケースというのは、非常に珍しいでしょうね。
というのも原作者はコスプレを知らないし、衣料品のプロではないから…
制作側から出された物から選ぶしかない。
というのも原作者はコスプレを知らないし、衣料品のプロではないから…
制作側から出された物から選ぶしかない。
自分で企画した衣装が絶対だとは考えてはいませんが、自分がイイと思った衣装を支持してくれる人は必ずいるとの思いで製作をしています。
今回のハルヒ北高制服に関しましても、カラーなどが原作設定からは少しハズレています。
実際のカラーはもっとグレーが強く、カラーチャートでは「青」というよりは「グレー」に分類されます。
確かに実際には「制服=グレー」が妥当なカラーでしょう。
確かに実際には「制服=グレー」が妥当なカラーでしょう。
しかし、各イラストレーターが描くイラストやアニメの彩色、特にフィギュアのカラーで「青」が強く、一般的なイメージも「青」と認知されています。
ざっと公開されたイラストなどを並べただけでも、これだけ「青」の色が違います。
また、コスプレというものは目立ってナンボというところが少なからずあって、キャラクターの衣装のカラーは総じて派手になります。
本当にこの原作設定のグレーで制服を作ったら、すごーく地味ィ~な衣装になってしまいます。
さすがに、このグレーの生地で製作するのは試作前にボツった。。。
このため、生地のカラー選択は目立つように、かつ大きく外れないようにと、フィギュアに最も近くなるような「青」にしています。
PCモニターでは解りにくいのですが、原画では若干「緑」の領域にも入っているため、今回の「青」にも微妙に緑が入っています。
光の加減で「あっ、緑っぽいな」とも感じます。
このあたりが、衣装を実際に手にした時に「色ジャスト~!」と思うのと同時に、制作側としてこだわったところではあります。
PCモニターでは解りにくいのですが、原画では若干「緑」の領域にも入っているため、今回の「青」にも微妙に緑が入っています。
光の加減で「あっ、緑っぽいな」とも感じます。
このあたりが、衣装を実際に手にした時に「色ジャスト~!」と思うのと同時に、制作側としてこだわったところではあります。
でも、生地のサンプルから選んだのですが、サンプルは小さな端布のため全体のイメージが沸きにくく、試作衣装ができるまでは気が気じゃなかったですね。
自分の選択が間違っていたらどうしよう、間違ったらまたやり直しだよな…この色で買ってくれるだろうか!?
などなど。
念のため他のもっと青い生地を使ったりして、いろんな生地の組み合わせで何パターンかを試作しています。
これもイニシャルコストを押し上げてしまう原因なのですが、妥協をせずに納得のいくものを作り上げるためには必要な行程です。
自分の選択が間違っていたらどうしよう、間違ったらまたやり直しだよな…この色で買ってくれるだろうか!?
などなど。
念のため他のもっと青い生地を使ったりして、いろんな生地の組み合わせで何パターンかを試作しています。
これもイニシャルコストを押し上げてしまう原因なのですが、妥協をせずに納得のいくものを作り上げるためには必要な行程です。
こちらは別の試作ですが、この生地だと「セーラーV」のセーラー服を作るとちょうどいいかも。
と、仕上がりを見た瞬間に思ってしまいました。
細部の仕様に関しても細かく指定しており、とにかく実在制服と同じになる点にはウルサク指示を出しています。
衣装の前に「制服」である以上、その機能も持っていなくては制服とは呼べません。
衣装の前に「制服」である以上、その機能も持っていなくては制服とは呼べません。
制服で重要なのは、
・清潔、清楚感
・着やすく機能的で動きやすい
・メッセージ性があること
・話題性、コミュニケーション効果
・着やすく機能的で動きやすい
・メッセージ性があること
・話題性、コミュニケーション効果
などが必須となります。
これらの機能を保持したまま、キャラクターの再現性を追求しています。
ここで、この衣装のこだわっている特徴を列挙してしまいますと、そこにはオリジナリティが入っているため、コスプレ衣装として再現するキーポイントを教えてしまうことに…
ですから控えますケド。
この部分は、日本国内の市場の要求を知らない中国業者が喉から手が出るほど欲しい情報だったりします。
ここで、この衣装のこだわっている特徴を列挙してしまいますと、そこにはオリジナリティが入っているため、コスプレ衣装として再現するキーポイントを教えてしまうことに…
ですから控えますケド。
この部分は、日本国内の市場の要求を知らない中国業者が喉から手が出るほど欲しい情報だったりします。
一つ挙げるとすれば、セーラーカラー(襟)のV字の切れ込み角が特徴的。
一般的なセーラー襟の胸当てはもっと上の方にあるのですが、原作設定ではかなり切れ込みが入っています。
おヘソのあたりまで入っているイラストもありますね。
一般的なセーラー襟の胸当てはもっと上の方にあるのですが、原作設定ではかなり切れ込みが入っています。
おヘソのあたりまで入っているイラストもありますね。
ただ、これも設定通りに下の方までV字の切れ込みを引っ張ると、襟の前後のラインが崩れてしまう可能性があります。
中国製で「シルエットがおかしいな?」と思う場合、このバランスが崩れていることがあります。
中国製で「シルエットがおかしいな?」と思う場合、このバランスが崩れていることがあります。
この襟も1cm単位で変更をして試作を繰り返しましたが、数
値上1cmはそんなに違いは無いのですが、完成品を見た時に受ける印象は大きく違います。
どっちがコスプレ衣装として正解で、細部にまでこだわるレイヤーさんの支持を得られるか…というのは、最後にはもう感性しかありませんね。
自分がイイと思ったものを作ればいい。
値上1cmはそんなに違いは無いのですが、完成品を見た時に受ける印象は大きく違います。
どっちがコスプレ衣装として正解で、細部にまでこだわるレイヤーさんの支持を得られるか…というのは、最後にはもう感性しかありませんね。
自分がイイと思ったものを作ればいい。
サークル製の北高衣装の中には、セーラー襟のV字の切れ込みを大きく入れるものもありますが、そういった原画イラストもあるのでソレはソレで着る人が気に入れば"アリ"なのです。
それは、生地のカラーにしてもしかり、、、
それは、生地のカラーにしてもしかり、、、