コスプレ専門誌COSMODEへ広告出稿を続ける理由
2ヵ月おき、偶数月にインフォレストより発刊される「COSMODE(コスモード)」への誌面広告への出稿を続けています。
ネット通販であれば、ポータルサイトへのバナー広告の方が販売に直結するのではないかと思われがちですが、専門誌への誌面広告にはきちんとした意味があります。
確かに誌面広告の方がネット広告よりも広告料金は高く、その広告ページを開いてくれないと見てもくれない、というような不利な点はあります。広告ページを飛ばしていく方もいらっしゃるでしょう。
そんな誌面広告は、続けることに意義があります。
弊社コスプレ衣装通販ショップ「アテーセ」では、高品質衣装を中心に取り扱っています。その分の衣装価格はどうしても他のショップよりも高めにならざるを得ず、価格で競えば負けてしまいます。
そうした時に、専門誌の誌面広告は今すぐに購入には繋がらなくても、ネットでたまたま見た時に「あの雑誌で見たことがあるショップだ」との認識を持ってもらえれば、高い信用が生まれブランド化に繋がってくれるのです。
オリジナリティが無いコスプレ衣装は消えていく
そこで本日、コスモードへ出稿する広告原稿の締め切り日でした。朝一番で「原稿まだですかぁ?」との督促のお電話がありました。
「昼まで待ってください!」
で、ここは何とか切り抜けます。鋭意作業中!!
と13時頃になり、もう一度お電話が入ります。
「原稿、まだできていませ~ん」と言おうとしたところ、広告のスペースが急遽空いてしまったために枠を大きくできないか?との相談を受けたのでした。
締め切り日に変更してくる会社ってあるのですか??
マンガ原稿などですと、締め切り日に間に合わずに掲載を落とすことというのはあり得ます。ですが、広告原稿が間に合わないということはまずあり得ません。それに無理をすれば印刷会社は1日くらいは待ってくれますし、最悪の場合には以前の原稿を手直しして提出すればよいのです。
この広告枠に穴が開いたのは、おそらくは決して安くはない広告費が捻出できなくなったと見るべきなのでしょう。このところ個人/企業が入り乱れての衣装ショップの数も増えており競争も激化してきていますし、リーマンショック以降運営が苦しいショップもチラホラと見聞きいたします。
コスプレ衣装ショップでも、継続できる「勝ち組」と退場する「負け組」に分かれてくるのかな、という感じもします。
オリジナリティが無ければ価格を下げることしかできず、価格競争に入らざるを得ません。これは買う側にとっては短期的に見ると喜ばしいことですが、ショップ側にとっては利益の確保ができずに次の衣装の開発費が捻出できません。利益が確保できなければショップとしての存続はありません。ショップが存続できなければ、長期的に見るとユーザーにとっても不利益となってしまいます。
実際のところ、ウチと同時期の2005年頃に立ち上がっているいくつかのコスプレショップの名前が開店休業状態にあるという情報も入ってきています。
一番ユーザーとして困るのは、前金で銀行振り込みをしたまま音信不通でショップが倒れてしまうことです。宅配業者から聞く話でも、通販ショップが夜逃げで売り掛け代金が回収できないことがあるそうです。
そう、誌面広告のお話に戻しますと、枠を広げて写真素材を追加して原稿を作り直して午後には提出したのでした。その原稿を先方がアレンジをして仕上がったのがこちらになります。
この『涼宮ハルヒの憂鬱』の北高制服(セーラー服)は、後ろ姿のシルエットが美しいのも特徴の一つです。
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