コスプレ衣装はドコで売っているの?
「OK WAVE」のアニメカテゴリーで、「コスプレ衣装はドコで売ってるのか」という質問を見かけました。
「OK Wave」とは「Yahoo!知恵袋」みたいなもので、利用者同士で広く質問を公開して誰かがそれに回答するというもの。その質問&回答のコンテンツは多くの企業と提携しており、「nifty教えて広場」「Goo知恵袋 車の相談室」「ドスパラ パソコン何でも質問箱」「サンワサプライ@OKWave」などと業務提携しており、各社のサービス間で共有されているのがその特徴でもあります。
「教えて!goo」とも共有されていましたが、gooは2015年1月に提携が解消されておりデーターベースは分離、完全に別サイトとなっています。
これらのQ&Aサイトは、Yahoo!知恵袋を始めとしまして何か探し物で検索をしていますと必ず引っかかってきます。このため、同じ質問&回答で複数サイトが検索結果に表示されることもあったりします。
ですが、Yahoo!知恵袋を含めてこういったQ&Aサイトでよく言われるのが、参考意見とするには良いけれども回答しているのが素人であることから不正確な情報もかなり混じっているということです。いわゆる「口コミ」というものですが、丸々その回答を鵜呑みにしてはいけない、とも言われています。
ここで最初の「コスプレ衣装はドコで売ってるのか」という質問の回答に戻りますと、コスプレ衣装ショップの代表格でもあるコスパさんの名前が出てくるのは当然といたしまして、涼宮ハルヒの北高制服で弊社の「アテーセ」が回答されていました。ちなみに自演ではありません、このテの書き込みではすぐに自作自演と決めつける人がいますけれども、その大半は何ら根拠の無い憶測に基づく個人の意見です。
さらに詳しく
この当時はまだ、最後発でもあるアニメイトの「ACOS」にブランド力はありませんでした。ACOSは2008年5月の立ち上げです。
自分で自作自演、回答をするのならもっと詳しく書き込みます。それ以前に、外部サイトへ情報を書き込み広告収入を助けるくらいならば、このブログへ詳細を描き込んで検索上位表示を狙います。
回答に「アテーセ」のショップ名を挙げてくれた方、ありがとうございます!ある意味、コスプレ衣装のクオリティが認められた、ということでもあると考えています。
アニメキャラクターのコスプレ衣装の探し方
一般的に、コスプレ衣装が欲しいと思った時には、Yahoo!とかgoogleといった検索エンジンで「コスプレ衣装」+「作品名」もしくは「キャラ名」で検索をかけるのが一般的です。最近はコスプレ衣装の通販ショップも増えたことと、アダルトや一般のセーラー服、ナース服といったものも〝コスプレ衣装〟で含まれるために、アニメキャラクターのコスプレとは関係の無い膨大なショップがひっかかります。このため、作品名などで条件を絞り込み検索結果の数を減らすのです。
例えば、「コスプレ衣装」+「涼宮ハルヒの憂鬱」や「コスプレ衣装」+「ハルヒ制服」といったように、1パターンだけではなく「はがない」や「リゼロ」といったような略称や通称を何パターンかを検索してみます。とにかく今では、あらゆるキーワードで検索に引っかけようと、関係の無いワードをタイトルに羅列しますので、不要なECサイトを振り落とすために絞り込むことが重要になってまいります。
現状でアテーセは「コスプレ衣装」の単体ワードでYahoo!検索では50~60位くらい、5ページ目くらいですね。昨年、Yahoo!に広告を出していた時には20位以内にいたのですけども。
検索順位はこの記事を最初に書いた時のものであり、常に順位は上下して入れ替わっています。現在ではこの順位ではない可能性があります。
また、現在のYahoo!Japanはgoogleの検索結果を使用しており、googleとYahoo!Japanは同じ検索結果となります。(当時はまだ異なっていました)
また、2ワードで絞り込むと2位くらい、少なくても1ページ内には出てくるようになりました。これは、秋から実施しているSEOが効果を出している形です。他の検索エンジン、MSNやgooといったあたりでも検索上位表示は良好です。ですが、googleの検索結果だけはなかなか上位には上がってきません、評価が厳しめです。
と、このように2ワード・3ワードとキーワード数を増やしますと、目的とするECショップが上へ上がってくるわけです。その分、アニメキャラクターのコスプレとは何ら関係の無い、ハロウィン系やアダルト系が排除されます。
広告宣伝費はコスプレ衣装の価格を上げます
今月から、対Yahoo!Japan検索に対してはSEOの外部対策を業者に依頼しており、この効果が1月19日頃から出ている感じです。実際に問い合わせの質問が増えており、有効なユニーク数があることを証明しています。
内部のHTMLの記述に関しては自前です。コレを業者に頼むと20~30万円は下らないのです。たぶんCGIやらページ数が多いため、全体のエンコードを頼むとすると50万円くらいはかかるのではないでしょうか。
このコストは衣装の価格に転嫁されることとなり、価格が上がるかコストダウンで衣装の品質が落ちるかのどちらかになります。このため、コスプレ衣装の販売価格を少しでも安くするためには、自社製で出来る部分は極力自前で行い広告費も圧縮する必要があります。
これで、この週末でINしたユニークは290くらい、平日で260くらいでしたから週末では300は越えるかなと見ていましたが、あと一歩で300には足りませんでした。解析をしてみますと、このうち100以上の半分近くがブックマークからとなっています。(ブックマークがリピーター獲得のためには結構重要です)
アーカイブやCureに月額で何十万円もかけて広告を出している衣装ショップが、調べてみると1日あたりで1,000ユニークちょい越えのようですから、ほとんど予算をかけないで300/dayという数字は、まずまず優秀なのではないかな、とは思います。売り上げを出すためにはもう少し、500ユニーク/dayは欲しいところではあります。
この広告にお金を掛けない、というコストダウンは衣装の価格で還元することになります。広告費というのは、製品価格の中で結構な割合を占めているモノなのです。多くの場合、ほとんど広告を買っていると言っても過言ではありません。
一般的には、今まで良質なコスプレ衣装を製作する衣装サークルがハデな広告を出さずに細々と受注を受けている現状は、ポータルサイトに広告を出しても費用に見合うだけの効果が得られないから、というのが正しい見方のようです。
会社やショップが傾く時の最大の理由が、
- 過大な広告費
- 人件費、店舗固定費の重荷
- サービスや商品の品質低下
であり、広告は売り上げを伸ばすためには必要だけれども、自らの身を削る諸刃の剣ともなりかねないのです。
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広告に惑わされず画像検索でコスプレ衣装を探す
一般の洋服や雑貨のようなものであれば、広く消費者へ周知させるために広告宣伝というものは有効です。また、広く周知されれば売れる数量も多くなり、その数量で割れば1着あたりに上乗せされる広告コストは小さくなります。
ところが、コスプレ衣装という商品はニッチな市場であり、そんなに数が売れる商品ではありません。ということは、大手サイトの右上などの一等地に表示される高額な広告などでは1着当たり相当な広告費が乗せられている可能性があるわけです。
これを、先ほどは「広告を買っている」と表現しました。
かといって全く広告宣伝を行わないと、広大なネットの海の中に落とした500円硬貨を探すようなもので、衣装を探している人たちにECサイトの存在を気づいてもらえないということにもなりかねません。そのバランス配分が、難しいところでもあります。
今や、ポータルサイトの一等地に表示されるバナーだけでなく、普通に検索している結果にも「広告費」がかけられているケースがほとんどです。検索上位に表示される通販ショップは、ほぼそうだと言ってもよいでしょう。
では、どうやって本当に自分が探しているタイプのコスプレ衣装を見つけたらよいのでしょうか。原価コストがしっかりとかけられていて出来がよく、コストパフォーマンスがよい安いコスプレ衣装はどのようにしたら見つかるのでしょうか。
一つは、「画像検索」を行うことです。
キーワード検索を行った後、「画像」を選択します。そうしますと、探しているキーワードに関する画像が表示されます。
なぜ「画像検索」なのか、それは
- 探している仕様が見て判る
自分のイメージに合わない、まともではないサンプル写真は即却下できます、一覧を一見して判るため時間の節約にもなります。 - 画像にはSEO効果がほとんど及ばない
検索エンジンは画像のタイトルと貼ってあるページの内容を見て表示しているため、お金をかけている=上位ではなく、かなり信憑性が高い。 - マイナーな通販ショップでも検索上位に来る
お金では無く、きちんとサンプルを写真を使って説明している通販ショップを探す事が出来ます。
これで絶対ということはありませんが、一つのやり方として参考にしてみてください。