Shopブログとショッピングカートのリニューアル！８月以来の復旧

新型コロナ禍明けのアップデートとリニューアル

2023年5月に新型コロナウイルス感染症が2類から5類へと変更となったことにより、様々な規制が緩和されその後のイベントなども開催されるようになってきました。

これにより、新型コロナ禍では中止や制限されていましたコスプレ関連のイベントも普通に開催されるようになってきまして、コスプレを披露する機会も戻りつつあります。夏コミのC102、続く冬コミのC103は入場者数の制限も無く、1日の来場者数10万人以上と新型コロナ禍前の水準に近づく大盛況となっています。

この世の中の流れに呼応するかのように、これまではコンスタントに売れていましたスク水生地の布マスクはパッタリと売れなくなっており、代わって本来のメイン商品でもあるコスプレ衣装が少しずつですが販売が戻り始めていました。

ここで当WebサイトのECページも、『ここぷれこみゅ』より引き継いですでに4年が経過しており、当時とは通販サイトのデザイントレンドも変わってきていることから、大幅なリニューアルを検討しておりました。合わせて、EC-CUBEのVerも当時の4.01から随分と上がっていることから、最新へとアップデートを行おうとしていたのでした。

そこで2023年の8月下旬にアップデートを行い、4.02から4.03と順番にVerアップのバッチを充てていくのでした。

日本国内のECモール3大勢力

現在、ECモールとしましては「楽天市場」と「Amazon」の2強が国内のEC需要を2分しています。これに続くのが、その半分以下のYahoo!ショッピングとなりPayPayとLINEを取り込みLYPプレミアムとして追撃をかけているところです。

この「楽天市場」「Amazon」「Yahoo!ショッピング」が、ECモールの3大勢力と見ることができます。最近は、若者などはQoo10（8割が女性）へ流れていると言われますが、それでも利用率は2%ほどにしかなりません。

ここで、「楽天市場」はECショッピングモールを広めた第一人者とも言えるのですが、楽天ポイントを中心として「楽天銀行」「楽天カード」「楽天モバイル」「楽天Edy,Pay」と、給与の振り込みから買い物・支払いと全てを楽天系列で済ませることが出来る楽天経済圏を構築しています。

このネット黎明期の古くからECを構築してきた楽天であるがゆえに、そのユーザー層は高齢化をしているという弱点を抱えています。事実、楽天の利用者は30代～50代が多いという数字が出ており、10代20代は20%以下との数字も出ています。

対して、若者がよく利用するECモールとして楽天市場を上回ったのがAmazonで、しかも10代（41.7%）と20代（30%）でその利用は7割にものぼります。つまり、10代20代では、その7割以上がAmazonを使ったことがあるということになります。

ここで、当Webサイトのコンテンツは「コスプレ衣装」です。コスプレを行うのは圧倒的に10代後半～20代となります、ユーザー層から見ればAmazonの利用者と大きく被ることは明白です。

今回アップデート最大の目的はAmazon Payの導入

では、若者の利用が多いAmazonへの出店を行えば良いかと言いますと、ことはそう簡単ではありません。コスプレ衣装のようなオリジナル商品は、それぞれの仕様が異なるにもかかわらず容易に粗悪な格安商品と比較されることにより、価格競争に巻き込まれてしまうのです。

安いからとコスプレ衣装を購入してみたら、とても着られるような衣装では無かった･･･という経験はありませんでしょうか。

つまりは、写真写りの良い格安衣装は売れるけれども、高額で本当に作りの良い衣装は売り難い、というのがかつてAmazonへ出店をしていた感想です。またフルフィルメントサービスも、容積が大きな衣装箱は相性が悪くコストがかさむ結果となっています。

そこで今回、Amazonの10代20代の若年層の利用者を取り込むためには、Amazonの支払い部分だけを利用できるAmazon Payを実装するのが良いとなるわけです。

実際に自分で利用してみて非常に便利だったもので、Amazonへ登録されていれば氏名や住所等の入力が必要ないという点も、購入手続きが簡単に済みメリットとなります。支払いもAmazon 経由で行われますので、カード入力の手間も無く速い、と便利この上ありません。

支払い方法の多様化というのは、利便性を追求する上でも必要ですし、購入してもらう動機としても重要です。

ECサイトのVerアップの失敗

EC-CUBEへバッチを順番に充てていき、Ver4.0系最後の4.06を充てた時にエラーでショッピングカートが起動しなくなります。いじっていないWordpressは問題なく動いていますので、データベースには問題はないはずです。

この時は原因が解りませんでしたが、どうもスキンが4.06に対応していなかったようで、これがエラーを引き起こしたと見るのが妥当です。この4.0系のスキンは、この時にはラインナップから消えており、注意事項などは参照できない状態でした。同じスキンが、現在は4.2系でラインナップされており、4.0系では使えないようです。

まさかスキンでエラーが出るとは思っておらず、Wordpressでもテーマによって使えないVerもあることから、今後はデフォルトに戻してからVerアップしようと思います。思いもしないところで、足元をすくわれてしまいました。

公式サポート会社に復旧を断られる

ショッピングカートが使えなくなり、衣装販売のためには早急に復旧をしなければならないのですが、まとまった時間が取れません。PC関連の構築では、トライ&エラーで何度もやり直しながら最適に動くところを見つけることから、とにかく時間が必要なのですが、その時間が無いのでした。

このため、EC-CUBEのサポート会社へ問い合わせを行い復旧を依頼しますが、折り返しの電話は来ましたが、やんわりとお断りをされてしまいました。人手が無いため、順番が回って来るまでには時間がかかる、と。

いくらでも待つとは言いましたが、また連絡しますと言われて今日まで連絡はありません。完全に公式サポートからは、見捨てられました。

どうやら依頼金額が相場よりも大幅に低かったようです、「そんなはした金で作業できるかぁ」ということのようです。プログラムを新規に入れ直してくれればよいだけなのに、スッピンで動作する状態にしてくれればあとはこちらでやるのです。

そんなわけで仕方なく自分で復旧することにしまして、1月より他の仕事を削りまして時間を作りました。これで、2月になりようやく基本的な構築が完了してEC-CUBEとWordpressがダブルで動作するようになっています。

現在、Wordpressの方からバックアップを戻し、再構築を行なっています。並行して、EC-CUBEの方も順次データを入れていきますので、完全開通まではもうしばらくお待ちください。

なお、過去にご購入で登録された方のデータに関しましては、お申し出のあった方以外で1年以上のご利用がない方は、今回のリニューアルで全てリセットさせていただいておりますので、ご了承ください。